魔動装兵クラインハーゼ

長く戦乱の続くエウロパ大陸。東の大国デストナは圧倒的な軍事力で次々と他国を侵略しており、中でも、彼らの開発した生体兵器《鬼震兵》の威力が猛威を振るっていた。周囲の国が陥落していく中、次に狙われたのは小国フロイアだった。数週間で降伏するかと思われたフロイアだったが、頑強に抵抗し、遂にデストナ軍の進撃はある街の周辺で停止する…主人公フランツはフロイア国防軍の一兵士。彼の所属する部隊は鬼震兵に襲われるが、ある中隊によって窮地を救われる。その中隊こそデストナ軍を食い止め、鬼震兵に対抗するために編成された国王直属の特殊部隊、対鬼震兵調査駆逐チーム秘匿名「第502独立編成中隊」・通称「鬼百合中隊」と呼ばれる部隊だった。中隊は他の部隊とは異なり、魔力を利用して鬼震兵と戦っており中でも中隊が独自に開発した対鬼震兵装備「魔動装機」と呼ばれる特殊装備を纏って戦う少女兵の活躍はめざましかった…鬼百合中隊に救われたフランツはそのまま中隊に編入されることになる。魔力工学の知識を持つ主人公は魔動装兵の補助兵員という役割を与えられて中隊の一員として戦っていくことになる。